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「不便さ」が工夫を生む

こんにちは。奈良県の広陵町にある陽塾の代表・原田基生です。

勉強会などで子どもたちの勉強の様子を見ていると、とても不便な方法をとる子がいます。

例えば問題集の答えあわせをするときに、解答冊子をいちいち閉じてその都度ページを開いたりします。
開いたまま伏せておくとか、ページに付箋紙やクリップをつけておくとか、そのページにペンなどをはさんでおくとか、不便さを軽減する工夫はいくらでもあるのですが、そういうことはやりません。不便そうにひたすら解答冊子を開いては閉じることを繰り返しているのです。

また、ノートから遠いところに解答を置いて、視線の移動が長距離になってやりにくそうにしていたりします。一問ズレてマルをつけてしまうこともあります。
これなどは、解答をノートに近いところに置くだけで劇的に効率が上がるのですが、なかなかそういう工夫をしてくれません。

もちろんそういう子を見ればわたしはアドバイスをします。
「ほら、すごくやりやすくなるやろ?」と聞くと、「はい!」とその子も少しうれしそうです。

「不便さ」は工夫を生みます。
ただし、工夫が生まれるのはその人が不便さを感じ、その不便さを軽減したいと思ったときです。
なかなか工夫できない子は、不便さを軽減したいと思っていないか、そもそも不便だと感じていないかです。

「このやり方、ちょっと面倒くさくない?」
「どうすればもっと楽にできるかな?」

子どもが自分で工夫できるようになるためには、子どもに不便を「感じさせる」こと、そして改善策を「考えさせる」ことが大切です。

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